木霊様について ①
前回迄に、水神様、山神様といった「自然神」について述べてきました。
そして、本日からは、同じく自然神の中の「木霊(こだま)様」について
述べて行きたいと思います。
自然神のいずれの存在に対してもナメた対応はあっては
ならないことは言うまでもありませんが、中でも、障りが
特に恐ろしいのは水神様と木霊様というのが亮然の実感です。
某離島滞在中にも、この木霊様に関係する事例を数例は
知ることになりました。
前回の山神様の事例のように障りが起きてまさに直後、
というクライアントさんの話ではありませんでした。
既に、障りが出て、もう何年も経ってから出会うことに
なった事例でした。
以下に述べていく事例は、いずれも山での森林伐採
の仕事に長年従事して来られた男性達の話です。
一人目のJさん。四十歳代前半に脳卒中に罹患、
その後も数回の発症にて四肢全ての麻痺、完全に
寝たきりとなって十年目に、私は出会いました。
訪問医療にて自宅を毎週訪れていましたが、
氣になったのは、床の間をはじめ、そこから溢れん
ばかりの銘木の一部がところ狭しと並べられていた
ことでした。
ドライフラワーを沢山部屋の中に飾ることもよくはない
のですが、この方の場合は、いわば銘木と言われる
それも極めて長きに渡り生命を宿してきて、そして
木霊様も収まっていたであろう、いわばそのご遺体とも
いうべき存在を、自宅内、それも事もあろうに、
床の間に大量に飾るというあってはならないこと
を行っていました。
床の間とは「男の間」というウラの意味もあるので、
ここを物置代わりに使ったり、ホコリだらけにしたり
ということは大変、よくないことです。
一家の大黒柱へのマイナスの影響は否めません。
普通は掛け軸と壺、それに生花を生けるのが基本中の基本となります。
Jさんの場合は、こういったあってはならない
コレクションが理由であるか、多くの木々を伐採
していく中で、木霊様の障りに遭ったのかは定かでは
ありませんでしたが・・・。
この記事へのコメント
ドライフラワーもよくないですか!?
夏場は2~3日で萎れてしまう生花が気の毒で
ドライフラワーにして長く愛でていたのですが。
それから、銘木コレクションの件も祖父が
山から掘り出してきた木の根っこを綺麗に磨き上げ
衝立や花台に仕立てることを趣味にしていました。
まずかったのかなぁ。。
艶やかな「忍者の里」とはあこさんも実にうまいことを仰る。
そう、これでは私も紫の忍者ユニホームが
必要ですねー。
それにしても貴重な問題提起を頂き、ありがとうございます。
早速、記事上にて返答させて頂きます。